2016/03/05 22:23



1960~70年代にラトビアで作られたバルチック・アンバーのペンダントです。

バルチック・アンバーとはヨーロッパの北の
バルト海沿岸で採れるアンバー(琥珀)のことで
ラトビアは海中で採れるシー・アンバーの代表的な産地です。

アンバーは樹木の樹脂が地中で堆積してできた鉱物ですが
シー・アンバーは地中の土砂が海や湖に流れ込み
海中や水中で堆積した樹脂から生まれた琥珀です。




琥珀は樹脂なので通常蜂蜜のような飴色をしていますが
バルチック・アンバーはまるで卵の黄身のような
こってりとした質感やバター色の色彩が特徴です。

こちらはラトビアのヴィンテージ・ストアさんから直接買い付けたものです。

太陽を模したようなデザインに
羽根のようなメタルフレームが周囲を取り巻いています。とても勇ましい気品に溢れる一品。



柿のような飴色に輝くアンバーの照り感。
食べてしまいたくなるほど魅力的な逸品です。

ヴィンテージ品にありがちな使用感がフレームのトップ部分にあります。
フレームとの間に一部隙間があります。

アンバーは持ち主に潤いをもたらす美容効果があると言われています。

琥珀のような長い時間を経て生れた鉱物は
同じようにヴィンテージのような長い年月を経たアクセサリーが
とってもお似合いだと思います。